[話題]骨展の思い出
コツメカワウソのサツキ。享年7才。ミナミの姉。エナはサツキとナガラの子。サツキはナガラとの間に9頭もの子を産み育てる。最後のお産で命を落とす。
今回の企画展でお客さんの反応が一番激しかった(ような気がする)展示。標本として残されてる毛皮を見て大騒ぎしてる小学生たちに、優秀な母親であったためとも言える死亡の経緯を語るほりえさんの、「気持ち悪くないよ、死んでからもこうやってみんなの役に立ってくれてるんだよ」という言葉、その表情が今も忘れられません。
骨展、最初行ったとき4歳の娘は「怖い」と言って見ずに駆け抜けました。骨は「自分の中にもあるもの」というより「死骸」のイメージの方が最初は強いものなのかな。「私たちの体のなかには『内なる魚』がいる」と言うニール・シュービンの言葉通り、たくさんのいきものたちとの違いではなく共通点に気づくと、いきものたちがもっと愛おしく感じられるかもしれませんね。