2015/5/8 表現型可塑性とはなにか
GW明け、また大変なニュースが飛び込んで参りました。
【特別展示】 同じ種?!エゾサンショウウオの頭でっかち幼生|2015年のニュース|アクア・トトへ行こう|携帯サイトのご案内|アクア・トトへ行こう|
なんということでしょう、エゾサンショウウオの幼生、特別展示です!「表現型可塑性」って、初めて聞きました。公式HPの、みたことないようなプロポーションの幼生写真が、また激しく心を揺さぶってきます。今週は行かないつもりだったのですが、これは仕事なんかしてる場合ではありません!現実逃避?そうとも言う!
開館直後4Fから、遮眼帯があるかのごとく前だけを見て2F淡水魚博士の探検小屋に直行。ご覧ください。一番乗りです。イトウの手前とはまた、これ以上ないバッチリなロケーション。
「表現型可塑性」とは、同じ遺伝子型の個体が環境の変化に応じて姿や形を変化させること(解説パネルより)だそうです。エサのオタマジャクシがたくさんいる環境で育つと、より大きなエサを食べるため、大アゴ型=頭でっかちの幼生が出現するのだそうです。見た瞬間「え!?」ってなる大きさです。
手描きの解説パネルがとってもとってもいいかんじ~!以前、マンスリー水槽でカスミサンショウウオの観察日記を描いておられた方の手になるそうです。最高ですね!
頭でっかち幼生の画像は、またおいおいアップしましょう、まだ展示初日です。こちらは普通型の幼生。
有尾目の幼生は、やっぱりいいもんです。ずっと見てても飽きない。バックのイラストが気になりますねw
エゾサンショウウオの幼生、初めて見ました。
ちょっと太短いのかなぁ、と思いましたが、カスミサンショウウオなどとそう変わらないですよね、普通型は。この姿を念頭に置いていくと、ちょっとビックリしますよ、大アゴ型!
今回とても嬉しかったのは、幼生の横に成体が展示されていたことです。
大きい!というか、しっぽ長い!
全長20cm、クロサンショウウオ(19cm)より少し大きいのですね。
欲を言うと、どこかに卵のうの写真かイラストが欲しかった。
見て下さいこの美しさ。この気品。
頭、平べったいですね。マンスリー水槽が廃止になった現在、エントランスのテーマ水槽に両生類が来るのは考えにくく、こうして常設以外のサンショウウオに会える機会は非常に貴重です。資料撮りまくり。
うーん返す返すもサンショウウオ展、見ずに惜しいことをしたなぁ・・・
「特別展示・同じ種?!エゾサンショウウオの頭でっかち幼生」は世界淡水魚園水族館アクア・トトぎふ、2F淡水魚博士の探検小屋(イトウの前)にて。いつもは展示期間は日付で区切るか「終了未定」ってなっててヤキモキする特別展示ですが、今回は「幼生が変態するまで」との言質いただきました!!けどいま可愛い盛りですのでお早めに!頭でっかち幼生、ぜひご覧になって、生き物の不思議な能力に驚いて下さい!