2017/10/13 淀川の魚・長良川の魚
ワンド水槽のゼゼラです。
可愛いねぇ。もっとこう・・・手前に来てくれるとお母さん嬉しいんだけど。
話変わるけど先日友人の川ガール・Rちゃんに便乗して、淀川管内河川レンジャーさんの「淀川水系淡水魚講座」@大阪に参加してきました。
会場は茨木市・安威川ダム情報交流センター。ダムのそばにあるのかと思ったら茨木市の中心地でした。都会の車の混みっぷりすごい(あとコンビニに基本的に駐車場がないとかw)。乗せて貰ったから来れたけど、1人だったら公共交通機関かなぁ、、、
講師は『水中のぞき見学』でおなじみの大阪教育大学名誉教授・長田芳和さんと、大阪経済法科大学准教授・川瀬成吾さん。
川瀬先生はゼゼラ属魚類の研究をされている方で、「ヨドゼゼラ」を新種記載されたことで有名です。ちょっと待ってごめんスライドにブワァーッ!と載ってるのはぜんぶゼゼラの仲間なの・・・!?
ヨドゼゼラは淀川水系にのみ分布する固有種で、ゼゼラとの共通の祖先とは400万年前くらいに分かれたらしい。背ビレの形などがゼゼラと違うそうです。
どこかで見たかなぁ・・・と思ったら京都水族館で見ていたようです。なんでも撮ってもおくものですね。
長田さんは秘蔵の水中産卵動画シリーズが圧巻でした。
オイカワ、ヌマムツ、カマツカ、ナマズ、ドンコ、オヤニラミetc・・・アクア・トトでもお馴染みの魚たちですね。水槽の映像もありましたが大半がフィールド。ホントすごいなぁ。本で読んだ産卵の実際の様子が見れて大興奮。やっぱ動画の情報伝達力はつよい。
講演後。長田先生自作の撮影&録音道具です。
日本橋でパーツを購入して作るんだそうです。中高校生の時分の趣味のラジオ製作が役立ったと仰っておられました。実は今回の講演のメインテーマは「淡水魚研究者への道のり~博士になりたい君たちへ~」。会場にはお魚大好きなお子さんの姿もありました。先生曰く「お父さん・お母さんたちには子どもが勉強以外のことに熱中していても『もうゴハンだから止めなさい!』とか言わずに見守ってあげて、と言いたい」。なるほど~。しかし実際にはそういうワケには、、、
アクア・トトに戻りまして、こちら稀少魚コーナーのドンコ。
動画で初めて知ったのですが、ドンコって鳴くのですねー!産卵床に侵入するムギツクを追い払う際に「グゥグゥ!」と低い声で威嚇してました。
2F吉井川コーナーのムギツクについても面白いお話をたくさんけ聞けました。ムギツクも、エサをついばむときのキンキンいう甲高い音で、集音マイクを入れるとどこにいるのかすぐわかるんだそう。水中の世界は思ってたより賑やかなようです。
いやー知らなかったことだらけでとても勉強になりました。いつもの水族館がまた違った風に見えて来たりするので、みなさんも機会があったら講演会などにぜひ参加してみてください♪