きょうのアクアトト

世界淡水魚園水族館アクア・トト ぎふウォッチャー。週に一度はアクアトト。

2019/11/11 魚類学者と行く!超マニアック「秘密のアクア・トト」発見ツアー ~2日目~

長良川おんぱくツアー2日目です。平日にも関わらずお越しいただいて感謝感激。今日も暑苦しくオタク・トークを繰り広げるきょうトト。今日は旗持ちもやってます。
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撮影は、三重の川ガール・るり氏。4Fは滝の音などが反響して、滑舌が悪い・うわずった声のオタク、聞き取りにくかったかもですね。スミマセン… 混雑しておらず館内はゆったりとした雰囲気。

さて初日に撮りそびれていたのですけど、きょうトトを淡水生物(というか国産両生類)の虜にした張本人たちです。
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2011~2012シーズンに人類史上初、人工繁殖に成功したマホロバサンショウウオ(2012年当時はコガタブチサンショウウオ)、こんなに大きくなっていました。個人的に感涙、、、、。

両生類なんてなんだかキモチワルイな~と思っていたきょうトトがその繁殖秘話を聞いて青天の霹靂のごとく衝撃を受け、通いに通いまくって(まあその他の紆余曲折を経たのち)ついには常設展示ツアーの解説をするに至る、そういうサクセス・ストーリーの、そのきっかけとなった人たちです。ひょっとしたらこの中に本当に居た人たちなのかも?
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これ、いま思えばよくぞ展示に出してくれたなぁ。。。今年この、人類史上初の人為的繁殖個体たちから2世代目が得られたそうです。2世代目が得られて初めて「繁殖させた!」って言えるのだそう。観察と研究と考察の成果ですね、ほんとうに本当に凄いこと!きょうトトも嬉しいです。

バックヤードツアー後半、ここは通常のツアーでも公開されてるところかな。
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奥のホワイトボード、マニア(主にほにゅうるい)にはやばい情報が満載……

バックヤードの最後は岐阜市の至宝・ヤマトサンショウウオの域外保全が行われている場所です。餌もやらずムカデなどの天敵も特に駆除せず、脱走防止のバリケードがあるだけの、いわば「放し飼い」状態で、繁殖の取り組みが行われています。
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スペース内に設けた産卵場(水を張ったプラ桶)に、多いときは卵のうが100個も見られたそう!

今回めちゃめちゃ感動したのですが、朽ち木の裏に隠れていたこの個体、見てください!尻尾を一生懸命立てようとしています。
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これ、「尾立て行動」と言って、主に止水性のサンショウウオが捕食者などに遭遇して、身の危険を感じた時に行うものなんだそう。威嚇しているとか尻尾に注意を引いているとかいわれていますが意味はいまいちよくわかっていないらしい。きょうトトも野外では一回しか見たことがありません。 ツアー中でも初めての出来事。岐阜のヤマトサンショウオはまず野外で見ることはなく(もしみかけたら速やかに水族館か大学、公的機関に通報レベル)貴重なサンショウウオの貴重な行動が目の前で見れて本当にラッキーでした!スタッフなのに最前列で写真撮ってしまった、、、すみません

来年の開催はまだ未定ですが、興味のある方はぜひチェックしてみてください\(^^)/