2022/12/31 アズマヒキガエル幼体
絶賛開催中の企画展「新ヒキガエルのすすめ」。
本日は活発に動き回るアズマヒキガエルの幼体が観察されました。体長2㎝くらいで極小ですが、しっかりヒキガエルの姿になっていて可愛らしいですね。
話かわるけどきょうトト家にもアズマヒキガエルが居ます。岐阜産。
繁殖地の卵紐から6粒ほど卵を頂いてきて、上陸させたうちの1匹がこちらです。体長1センチ強くらいでしょうか。この段階でも既にヒキガエルの顔になっているのがおかしいw
5年後はこうです。ドーン。よく育ったな笑!!!!!口からはみ出してるのは近所の田んぼで駆除したアメリカザリニ亜成体。
6匹(6粒)のうち1匹は上陸後に脱走してお星さまになってしまったのですが残る5匹は今も元気にしています。ピンセットやスプーンに餌付くまでは口に入るサイズの生き餌を用意してやらねばならず、エサ虫の繁殖をやっていなかった頃は本当に大変でした。しかし苦労して育てただけあって本当に可愛いですね。野外に放すなど論外…ペットは愛情を持って最後まで!
2022/12/31 アマゾン水槽隠れキャラ
えっっっっっっっ!!!!!
年末の怪異、、、、公式ブログ(2021.10.10 )「よーく見るといますよ!」の バクーペドラ Lithodoras dorsalis 氏がムチャクチャ見えるとこに居てはりました。ほええええぇぇぇぇぇえこんなこともあるんだな。骨板カッコいいですね。
2022/12/31 スナヤツメ北方種
前回うっかり口を観察できてしまったスナヤツメ北方種。次は松果体を観察できるといいな~と思っていたところ。
なんかちょうど観察しやすい体勢になってくれてましたwww
おでこにある明るい点が恐らく松果体。光を感知する原始的な器官で、幼生にもあります。豊田ホタルの里ミュージアムさまのツイートによると、目のない幼生のここに光を当てると逃避行動が観察されるそう。その他の研究では光の明暗だけでなく波長(色)も識別しているようです。
全然関係ないけど松果体と聞くと学生時代にオールナイトで見たB級ホラー映画の傑作『フロムビヨンド』が思い出されます。松果体は古来人間の脳の器官の中でも唯一左右対称ではない(とされていた)ためデカルトによって「魂のありか」などと呼ばれ、欧米では松果体を刺激すると高次元にアクセスできる…みたいな思想があるようです。そこに目を付けたマッドサイエンティストの天才博士が自らを実験台にしてモンスターになり大暴れ、このパワハラ(&セクハラ)上司を阻止しようとする純朴な助手君も対抗するため最終的にモンスターに…みたいなハートフルホラー映画。肥大した松果体が眉間からにゅーっと伸びてくるシーンが印象的でした。B級ホラーばんざい。
2022/12/31 アジメドジョウ
かなり白っぽいアジメドジョウが観察されました。
斑紋の色が薄いようです。
普通個体の傍にいると白さが目立ちますね。
生れつきこういう色の個体なんだろうか。
2022/12/31 マホロバサンショウウオ
マホロバサンショウウオが観察しやすい場所に出ていました。
とても可愛い、短い手足。
ここにも居ました。前回(12/29)もシッポだけ見えたな。
写真比べると違う個体のような印象ですが、似たようなまばらな斑紋の散り具合。
こちらは…ヒダサンショウウオですね。
最近、あれどっちだろ?って思うことが割とあります。影の部分にいると特に。
話変わるけど先日マホロバ好きの友人たちと新規の産地を開拓しに行って来ました。こちらは岐阜県で見つけた個体。まばらかつ均等に小さな斑点が散らばる斑紋は岐阜県ではなじみ深い感じがします。
12月も中旬での新規産地探し、予報は雪で気温はマイナス1度。かなり厳しい戦いになると予想していましたがおぉ、なんということでしょう、見事に探し当てることができました(友人が)。天才か。
中規模な河川を跨いだ愛知県側です。非常に良好な産地でこの時はきょうトトも成体を出す(見つける)ことができました。
うーん見事なツヤ、美しい局線…そして、おおおお、上の岐阜の個体とかなり斑紋が違いますね。直線距離で20kmほど。この産地で見つけたマホロバの斑紋は、どれもこれくらいの密度で観察されました。そういえば去年ここから10kmくらい離れた産地で見つけた愛知県の個体はどうだったかな?と見返したら、また違う感じでした。上の愛知・岐阜2個体の中間みたいな感じ。面白いですねぇ。今年は個人的にはものすごい数のマホロバを観察したと思いますが、来年はもっともっと色んな産地で観察してみたいです。本当に良いサンショウウオ。