2017/6/25 アズマヒキガエル
チラッ。
ナガレヒキガエルです。
こちらではアズマとナガレがなにかを注視しています。上陸幼体でも居たんだろうか。
左のアズマ、首の向きがヤバイw
水中の幼生もめっきり少なくなりました。
浅いところにまだ足も出ていない幼生が3匹ほど。
話変わるけど今年、かねてより計画していたことをついに実行に移しました。そう・・・それは「ヒキガエル飼育」。昨今はペットショップでもアズマヒキガエルを見かけたりしますが在来の生きものをお金を出して買うのに抵抗があるきょうトト。けちだから、というのもありますが(あるのかw)、業者による乱獲に繋がったらいやだな、という気持ちがあります。というか単純に採取してきた個体の方が愛着湧くし、飼育に責任感じるよね。
というわけで4月初旬、既知の産卵池より卵を6つほど頂いて参りました。なぜ「6つ」か?は話せば長いので省略。
恐らく採取は産卵から間もなかったと思うのですが、室内で気温が高かったせいかどんどん発生が進み、2日後にはこんな感じに。
真ん中の個体、わかりますか?まだ外エラが付いてます。めちゃカワイイ。両生類のこの状態、ほんと好き。
孵化してからのエサは茹でた小松菜とかごはんつぶとかを与えていました。基本的には、産卵地から採取してきた水や土の中に居る微生物や、堆積物からエサを取っていたようです。
市販のイモリフード(ひかりウーパールーパー)も食いはまあまあ良いのですが、あれを使うと水が臭うんだよね、、、
そうこうしているうちに足が出て、
手が出て、
ちっちゃいカエルになりました(゚∀゚)
あんなに大きなヒキガエルですが上陸時はこんなに小さいのですね~。ちなみにこの時点で産卵地ではまだ孵化するかしないか、ぐらい。同じ兄弟でももの凄い差ですね。
そして現在のようす。
体長2cmくらいです。ね、すっかりヒキガエルらしくなったでしょー!今、敢えてすっ飛ばしましたが上陸からここまで来るのにもんの凄い苦労がありました・・・・・・。ですが今のところ1匹も死なせていません。色々教えて下さった方ありがとうございました!
ここまで大きくなるのにどれくらいかかるんでしょうね~。そしてあの大量の兄弟たちのなかで再び産卵池に戻ってくる個体が何匹居るのか。そう思うと野外で会うヒキガエルの成体が英雄のように思えて来ますね。
家畜で無く、市販のフードなども準備されていないような生きものを家庭で飼うのはすごく大変ですが、例えば生き餌であれば「エサのエサ」を考えることで、生きもの、ひいては自分たちが食べるものはどこから来るの?など子供たちには生態系のつながりを考えるきっかけになると思います。世のお母さま方がもっと生きもの飼育に寛容になって頂けたら良いなぁ。