今週、大変悲しい報せが届きました。
長良川の有名な川漁師・大橋亮一さんが1/24に逝去されたとのこと。83歳。
「長良川の生き字引」大橋亮一さん死去 関係者らしのぶ:岐阜:中日新聞(CHUNICHI Web)
突然のことで、ただただ言葉を失いました。
ご存じの方も多いと思いますがこちらの水槽の初夏の初夏の風物詩・天然遡上のサツキマスは、大橋亮一さんと弟の修さんご兄弟が長良川で捕ってこられていました。
サツキマスを生きたまま、飼育展示に耐えられるほどの傷の少ない状態で捕獲するのはとても難しいそう。大橋さんご兄弟以外ではなし得ないと言われています。しかも毎年かなりの数!
写真、後ろが兄・亮一さんかな。
亮一さんは次世代へ長良川の本来あるべき姿を伝えるため、精力的に講演などの活動をされてました。きょうトトも何度もお聞きしに出かけましたが、気さくなお人柄の溢れるユーモアたっぷりのトーク、大好きでした。
亮一さんの告別式の日の滝壺水槽。大橋さんのサツキマスはここにはもう居ないかも。
大橋亮一さんがもう居ないなんて、とても寂しい。
とあるシンポジウムの後、お願いして書いて頂いた直筆サインです。
このシンポジウムで長良川のアユの稚魚放流事業の話の後、感想を求められた亮一さんが言われた強い言葉が今でも忘れられません。
亮一さんが直に、或いは本物のサツキマスの展示を通して伝えようとしたこと、次世代に受け継いでいけたらいいなぁと思います。
大橋亮一さん、本当にありがとうございました。