きょうのアクアトト

世界淡水魚園水族館アクア・トト ぎふウォッチャー。週に一度はアクアトト。

2021/6/25 川から田んぼへ「ナマズの繁殖」

3F中流田んぼコーナーに新展開でございます。
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長らくアメリカザリガニがいたスペースに新しい水槽が…!

ナマズの稚魚の展示が始まりました!
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おぉ~アメリカザリガニの展示が2Fで始まったのはこの布石だったのですね。

2匹ほど観察されました。かわいい!
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こちらを警戒しているようです。

3cmぐらいですが、見た目はすっかりナマズですね。
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とても元気に泳ぎ回っています。成魚もだけど、背ビレが可愛いんだよね。

正面顔。
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成魚との違いわかりますか?

そーヒゲの本数が違うんですね。
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稚魚は3対6本ですが、成長すると下顎後方の1対2本がなくなって、2対4本になるのです。ナマズ展で解説あったかな(多分あったよね)。

それではゆる流水槽で確認してみましょう。うん、なんて確認しやすいロケーションにいてくれてるんだ。右のウナギが若干怖い顔ですが。
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上に2本、下に2本、2対4本ですね。無くなる2本は段々吸収されていくんだったか、ぽろっと落ちるんだったか、よくわからないので観察しましょう。5~10cmくらいで消失するようです。

ナマズの繁殖の様子も動画で紹介されています。これもナマズ展のときに展示されてたかな。
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雨による増水に便乗して田んぼなど産卵地にオスメスが移動して、産卵を行うようです。アユモドキと一緒ですね。

…というのをナマズ展で聞いて観察しに行ったことがあるのですが。
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うわーマジでおったわ!!!!!3面コンクリ水路でポンプアップ用水のガッチガチの慣行田なのに一体どこから!?!?!?!

そして一週間後。なんか変なオタマジャクシいるな~と思ってすくってみたら。
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うわーーーナマズのこども!!!!!ホントにここで繁殖してたんですね。ビックリです。どこからどうやって入ったかわかれば他の慣行田でも真似できそうですよね。

ちなみに一宮市博物館に「島畑(水田の泥を積み上げて畑にしたもの)」のかつての様子を再現したジオラマがあるのですが。f:id:aquatottotoday:20210629005128j:plain
ナマズ居たw

そばには稚魚の群れがwwwf:id:aquatottotoday:20210629005218j:plain
このジオラマ、他にも生物がたくさん隠れていて面白いです。見てるとあぁ、かつてはこんなに豊かな自然が身近にあったのだなぁ……となんだか胸に迫るものがありますが、機会がありましたらぜひ。