さて今日は「マメガムシ」の展示が始まったと聞いてやってきた訳だが。
どこかな~と思ったら、ナマズの稚魚が展示されていたスペースでした。超久々の、水生昆虫のニューフェイス!
居ましたマメガムシ。ちいさい!キャンワイイイイイイィィ!!!!
ハンドブックによると、成虫で3.5~4mm。横から見ると体高がスゴいですね!
小さすぎて見つけられなかったらどうしよう…と思っていたのですが全くの杞憂で、ポケット水槽の中にたくさんのマメガムシが観察されました。
こちらは潜るマメガムシ。すいすい機嫌よく泳いでいます。
マメガムシといえば昨年2020年、衝撃的なニュースが報じられたのが記憶に新しいですね。なんとこのマメガムシ、カエルに捕食されてもお尻の穴から脱出して生還することができるらしい。
トノサマガエルのお尻の穴からモゾモゾ出てくる動画が大変話題になりました。神戸大の杉浦真治准教授の研究成果。ところで解説文の出だしが「昨年」となっているのでこれは今年限りの展示なのかも…。
研究によると平均1・6時間でカエルの体内から脱出するそう。その間は「体に付着させた空気を使って呼吸」しているんだって。自前のアクアラングですね。
観察すると確かに!空気を纏っているようです。ゲンゴロウやミズグモもこの方式だそう。
脱出の様子は動画で展示されています。
すぐ身近にこんなに面白い生態を持つ生きものがいるなんて驚きですね!人類にも役立つ隠された秘密もきっとたくさんあるでしょう。やはり生きものの多様性は大事にしないといけませんね。マメガムシの展示は期間限定、8月中旬ごろまでだそう。見に来てね。