きょうのアクアトト

世界淡水魚園水族館アクア・トト ぎふウォッチャー。週に一度はアクアトト。

2022/6/29 田んぼに水がはる

田んぼのピックアップ水槽、常設に登場してからちょうど1年が経ちました。ワ~ワ~、パチパチ。

タガメの繁殖から展示替わりまして。

新テーマは「田んぼに水がはる」。

湛水によって現れる無脊椎動物がテーマのようです。展示種全部見つけられるかな。

まず目についたのが「ホウネンエビ」。極小のアノマロカリスのような可愛らしい見た目。

一生のほとんどを卵の状態で過ごし、湛水が始まると孵化して成体になるようです。原始的な特徴を持つことから「生きた化石」と呼ばれるそう。きょうトト家のまわりの田んぼでもたくさん観察されます。

こちらも近所の田んぼではお馴染み、ヒメタニシです。

巻貝はやはりスクミリンゴガイジャンボタニシ)が優勢ですが、近所の田んぼでは年々数が増えてきているような気がします。田んぼのオーナーがジャンボタニシ絶許(稲の幼苗を食べてしまうらしい)で徹底的に駆除して回っている、というのもあるのかも。

セスジビルです。こちらもいつメンですね。人間の血を吸ったりすることはありません。

伸びたり縮んだりキョロキョロしてり、見ていると面白いです。よく似た種類にウマビルも。なつかしい

こちらは見つけるのに少し時間がかかりました。カブトエビです。こちらが動くとビックリして逃げてしまうのですが、しばらくじっと観察すると出てきてくれます。

単眼のように見えますが、極端に両目がくっついているんですね。カブトエビの仲間もホウネンエビと同じく、一生のほとんどを卵で過ごすタイプ。うちの近所では、生息している田んぼがなぜか限定的ですね。

展示種に上がっているうちで「カイエビ」だけ探してもわからず、また次回…と思って引き上げたのですが。

家に帰って撮った写真をよく見ると、セスジビルがモグモグしているのがカイエビなんじゃないかな………。セスジビルは巻貝や二枚貝を捕食するそうなんですが、カイエビも食べるのですね。次は生きた状態で観察したいですね^^;