2022/10/6 飼っている生き物を逃がさないで!逃がしたメダカが野生メダカの未来を奪う?
前回準備が始まっていた特別水槽が出来上がっていました。
文字多めです。ワクワク。
8月ごろニュースになっていたこの話題についてです。「岐阜県の用水路で見つかった青い色のメダカ」。
近年問題になりつつもきちんと論文化されることの少なかった、野生下で見られる人工改良品種の観賞魚に関する研究で、筆頭著者はアクア・トトさんの職員さん。全国ニュースでも、国外外来魚・国内外来魚に続く「第3の外来魚」として大きく取り上げられていました(リアタイしました)。
こちらが実際に用水路で見つかったメダカだそう。
隣りの水槽に比較用のミナミメダカが展示されていますが、近づく前からもう明らかに色が違う。
「青メダカ」と表記されていたメダカです。
なんかキラキラしてますが、体外光メダカ(幹之メダカ)とはまた違うのかな?でもぱっと見、野生のメダカとは全然違いますね。そういえば近所の水路にも白いメダカ居たなぁ……。
上から見たところ。
青メダカ、やっぱりすごい目立ってます。
青メダカと同じ水槽にいたこちらは「茶メダカ」。
むっ、、、、これはなんか一見すると普通のメダカとよく似ていて区別がつかないですね。「野生のメダカであるか観賞用のメダカであるのか不明」とのこと。外部形態では区別できないけど、交雑している可能性が高くて純粋な在来メダカとも言い切れないということ?違うかも
こちらは野生のミナミメダカ。左の水槽と違って観賞メダカが全然いないところのミナミメダカってことなのかな。
上の茶メダカと、全然違いがわからない、、、
2021年に同じ水路で見つかった観賞用メダカをふくむメダカのみなさんです。
うわぁ、、、バラエティに富んでいますね(褒めてない)。これお高いメダカなんじゃないんですかね。
メダカは丈夫で飼いやすく、殖やすのも比較的簡単なので増え過ぎて飼い切れなくなった人が水路に放してしまう例があるようです。メダカ以外にもなんとなく聞いたことがありますね…森へお帰りしちゃった話。
メダカだけでなくペット動物の放流は「もともといた生きものとの競合」、「病気を広げる可能性」、「地域固有の遺伝子の汚染」などたくさんの問題があります。ペットは愛情と責任を持って最後まで!ちなみに日本メダカ協会さんでは全国8店舗の協賛店による不要メダカ(不要メダカってのも悲しいですが)の引き取りを行っておられるそうです。詳しくは下記。