2016/10/5 川に生きる
さてなんの魚でしょう。上から見てわかるかな。
また話変わるけどうかいミュージアムの目的のひとつは市民講座「川に生きる」を聞きに行くことでした。講師はフォトエコロジストの新村安雄さん。
中日新聞に連載中のエッセイ「川に生きる」を中心に、ウラ話満載のためになる講演。長良川とメコン川がテーマなら、トト・ウォッチャーとしては聞き逃すわけにはいきません。
さて冒頭の写真の魚は「アユ」です。新村さんによると、アユは上から見てその動きですぐにそれとわかる、というかわからないとダメなんだそうな。アユを上から見れる水族館といえばもちろん我らがアクア・トトです。
ちょうどうまい具合に、隣りのヌマムツ水槽と見比べることができます。毎度思うのですが右(アユ)と左(ヌマムツ)の色が違うのなんでだろう。砂利が違うのかな?
アユです。
ヌマムツです。
おぉ、なるほどなるほど。え?よくわからない?
下に降りてみましょう。
見分けポイントは「体の柔らかさ」だそうです。すごいスピードで苔を食むアユ、よくみるとこんなにぐにゃぐにゃに体をくねらせているのですね。
うかいミュージアムには「食(は)み跡」の石も展示されています。
2本の線がくっきり残ってますね。
苔を削り取る瞬間です。
こんな風に横向きに削り取って行くため、上アゴと下アゴ、2本の線が残るんですね、納得。
さてそのうかいミュージアム、出口にはCGで川底が投影されていて、時折アユが泳いでいくのですが、
この動きにも、新村さんの厳しいチェックが入っているそうです(笑)
うかいミュージアム、発見がたくさんです。岐阜観光の折に、ぜひ。