きょうのアクアトト

世界淡水魚園水族館アクア・トト ぎふウォッチャー。週に一度はアクアトト。

2023/3/26 ヒキガエルが産卵しました2023

今年も展示水槽でヒキガエルが産卵しました。

3/17~18にかけてだそうです。去年も3/18なのでほぼ一緒ですね。

産卵から1週間強、水槽内に卵紐の形は残っておらず、孵化直後の幼生が観察できました。

すでにおたまじゃくしの形になって泳いでいる幼生もいますね。

水槽内にはまだ抱接しているカップルがみられました。

うーんどうもやっぱりナガレ♀とアズマ♂の組み合わせが多いですね。といってもナガレ♀はリリースコールしないってだけで産卵までいかないんじゃあないのかなぁ。よくわからない この水槽でナガレのオスがメスに抱接しているのを見たことがない気がするのでやっぱり本来の産卵環境とは違いすぎるから…と思って過去記事検索したら3月にナガレ×ナガレのカップルできてたことがわかり、きょうトトはもうなにもわからない…

ここにも1ペア。
こちらもアズマ♂とナガレ♀かな。この水槽、アズマのメスは少ないのかもしれない。

話変わるけど先日山の方の産卵場にアズマヒキガエルの繁殖活動を観察しに行って来ました。

山の中に広範囲にわたって大小さまざまな大きさの水溜りが点在する、ちょっと面白い場所。たくさんのアズマヒキガエルが産卵のために訪れていました。こちらでは2ペアほどカップルが出来ていますね。

メスとカップルになっても安心できません。あぶれたオスたちがメスを奪おうと次々に襲い掛かってきます。

youtu.be

動画ではメスが沈んでいてよくわかりませんが、抱接しているオスが群がる他のオスたちを蹴散らしているところが観察できます。メスが産卵するまでこうやって戦い続けるんですね。後ろ蹴りの足技がとても素晴らしい。。。

先に抱接した方が絶対的に有利だろう、と思っていましたがそうでもなく。

こちらは黄色い若いオスが最初に抱接していたのですが、他の大きなオスに割り込まれ、ジリジリと引き剥がされてしまいました。残念!しかしこの♂大きいですね。メスと同じくらいの大きさあります。

あとヒキガエルの産卵って雨の夜っていうイメージだったんですけどこの産卵場見てると特にそんなこともないんですね。昼間12~15時位の間に次々メスがやって来て、4組くらい目の前で産卵してさっさと山に帰っていきました。

産卵後の振舞いとか、面白いことが色々とわかって充実した一日でした。やはりフィールド観察は良いものです。