タガメです。
ん、このアングルで見るとさっきのコオイムシによく似た顔付きですね。腕はぶっといですが。
そういえば先日NHKの「ダーウィンが来た!」でタガメが取り上げられてました。なんとタイムリーな。みなさんご覧になられましたか?マムシを襲うタガメ、ビックリでしたね~
タガメはコオイムシと同じく、オスが卵のお世話をするんだそうです。番組では孵化した後も外敵から幼虫を守る様子が紹介されてました。自分の数十倍もあるようなクサガメにアタックするなんて、すごいガッツ!
さてさてこのタガメですが、メスがオスより大きくて、オスが守っている「他のメスが産んだ卵」を壊して、ちゃっかりそのオスと交尾→産卵することがあるんだって。オス、怒らないんですかねー?また産んでもらえばいいや、ってなるんでしょうか。不思議です。
先日同行したG大のM先生の受け売りですが、こんな風にメスがオスを奪い合うのは「実行性比」というのが関係してくるんだそう。実行性比とは「繁殖期のある一日に、繁殖可能なメスの個体数の、繁殖可能なオスの個体数に対する平均比」(コチラのHPより)。もしオスメスが同数であっても、オスが卵を長期間保護するタガメだと、保護している間はオスは繁殖に参加できないので、産卵したいメスの方が多くてオスの取り合いになっちゃう(ってことでOKかな?)。メスの方が大きいのもそれに関係してるんでしょうかね~。
この水槽ではこちらの方が大きいのでメスなのかな。魚の切り身食べてますね。
会場ではタガメの交尾や産卵の様子も映像展示で見られます。ダーウィン見た人も見なかった人もぜひぜひ。
企画展「命をつなぐ大作戦!!〜生き物たちの繁殖ストーリー〜」は今週末7/9(日)がいよいよ千秋楽。
企画展「命をつなぐ大作戦!! 〜生き物たちの繁殖ストーリー〜」|イベントスケジュール|イベント・体験学習|世界淡水魚園水族館 アクア・トト ぎふ - 岐阜県各務原市の水族館
わたしの身近でも最近、あれっ?なんかこれ男女の攻守が入れ替わってない?という例が頻発しています。ある年齢層における実行性比に関連しているのでしょうか・・・由々しきことです。