きょうのアクアトト

世界淡水魚園水族館アクア・トト ぎふウォッチャー。週に一度はアクアトト。

2017/10/21 ハイギョの手触り

プロトプテルス・ドロイ。
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アフリカのハイギョです。ちっこい目がかわいい。

お隣に、プロトプテルス・アネクテンス。
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こちらもアフリカのハイギョ。ドロイより目がくりっと大きいです。胸ビレも幅広な感じ。

話変わるけどこないだ友人のM先生のところに岐阜県内の川で捕獲されたハイギョが居ると聞いて見せてもらいにG大に行ってきました。岐阜県でハイギョ!びっくりです。
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研究室の前に、大きな衣裳ケースが。

コンニチワー。
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餌おねだり中。プロトプテルス・エチオピクスだそうです。こちらも前出のドロイ、アネクテンスと同じくアフリカン肺魚。もう一種、常設にはいませんがアフリカの東の方に生息するアンフィビウスを合わせて4種のアフリカハイギョの中でいちばん大きくなります。最大で2mにもなるそうな。

餌は「錦鯉用ひかり大粒浮くタイプ」。まじか。浮くタイプでいいんか。
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パラパラと撒いてしばらく観察しておりますとゆっくりと浮上して吸い込んでいきました。ニオイでわかるのかな。

そしてまさかとは思いましたが、
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ちゃんと「くちゃくちゃデロ~ン」してくれました。も、萌え死ぬかと思ったわい。そして、わかるかな?咀嚼するときは両生類と同じく目が引っ込みます。こういうの見てると魚類との境界線が危うくなってきます。両生類好きならみんなハイギョも好きだろうな。

触ってもいいよ、と言われてので触らせていただきました。実は触ってみたかったんだよね。
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グリーンウォーターでよく見えず、嫌がって暴れたらどうしよう・・・とちょっとドキドキでしたがとても大人しい個体で、全然嫌がらずに触らせてくれました。普通の魚よりもっとぬるっとした感じ。むにむにして柔らかかったです。ちょうどオオサンショウウオの・・・・・・・・・いえゴホン。なんでもありません。

衣裳ケースの下にパネルヒーターが仕込んであって、水温は25度。「プクプク」はかじるので塩ビ管の中。結構簡易な装置で安価に飼えるようですね。このまま引き取り手がなければいずれ標本にされるそうです。かわいそうにねーって言ったら、
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「衣裳ケースごとあげるから飼えば?」Σ(゚∀゚)

いやいやいや。可哀想ではありますが、ハイギョ展でこれ見ちゃってますからね~(汗)とても一般家庭では無理。
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あまり一般的でないペットを購入するときは最終的にどのくらいの大きさになるのか、費用はどれくらいかかるのかなどよくよく検討してからにしてください。持て余したから野に捨てる、ダメです、絶対。売らんかなで良いことばっかり言う販売業者にも問題あると思いますが・・・

とりあえず、ハイギョに触るという貴重な体験ができました。ありとうございます。