きょうのアクアトト

世界淡水魚園水族館アクア・トト ぎふウォッチャー。週に一度はアクアトト。

2018/11/3 長良川おんぱく2018・超マニアックな「秘密のアクア・トト」発見ツアー

3年ぶり4回目の開催です。
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長良川おんぱく2018、岐阜大学の魚類博士・向井先生とアクア・トトの職員さんでご案内する水族館ツアーです。今年は「マニアック」がキーワード。水族館における展示「以外」の、知られざる重要な役割がテーマです。

バックヤードツアーは土日祝にも行われていますが今回は通常見学できないコースを重点的に設定。
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こちらもそうですね。水族館といえばのキャットウォーク。きょうトト高所恐怖症につき何度通っても苦手。。。しかしこの先に魅惑のおへやが待っているのだ、黙して進め。

希少な野生生物の繁殖技術の確立は動物園・水族館にとって重要なお仕事の一つ。一旦失われたら二度と戻ることはない『絶滅』という最悪のパターンに対する保険なのです。
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こちらはハコネサンショウウオの成体。スロープに居る愛らしい幼生の大人バージョンですね。川で幼生を見かけることも少なくないようですが、飼育下での自然繁殖はなかなか難しいようです。今年飼育下で繁殖成功して話題になったヒダサンショウウオに続き、朗報が聞けると良いですね。

こちらは例の「ほったらかし」の庭。超絶希少個体群・岐阜市産のカスミサンショウウオの域外保全地も見学できました。倒木をめくったらプリップリの愛らしいカスミがコンニチワ。尻尾の上辺の黄色が素晴らしいですね。
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参加された女性の方から「可愛いー!」というお声をたくさん頂き、スポットライトの当たらない地味な両生類を愛するきょうトトは、胸が熱くなると同時に非常に手応えを感じました。

バックヤード見学の後は常設展示(長良川流域)のガイドツアーです。
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きょうトトも魚類以外(両生類、植物、鳥類など)について少しお話させて頂きました。 

質問も活発で和気あいあい、楽しいイベントでした。イルカやペンギンやカピバラなどのスターではなく、一見地味だけどジワジワくる身近な生物たちの魅力が少しでも伝わったら嬉しいなーと思います。参加者のみなさん、関係者のみなさん、ありがとうございました。