きょうのアクアトト

世界淡水魚園水族館アクア・トト ぎふウォッチャー。週に一度はアクアトト。

2020/1/4 九州のアカハライモリ

モリアオ水槽のアカハライモリです。
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こちらはオス。盛んに砂利のスキマを覗いています。

話変わるけど年明け早々、去年の12月にオープンした北九州魚部さんのいきものカフェ「バイオフィリア」に遊びに行って来ました。
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きょうトトの帰省先の実家(山口県)から高速を使って2時間くらい。これは行かない手はない。

北九州で様々な活動をされておられる魚部さんプロデュースの「生き物文化発信拠点」です。SNSなどで投稿を拝見していましたが、実際に行ってみた感想はまず「広い」!!
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ゆったりとした店内のあちこちに綺麗な水槽がレイアウトされていてなんともオシャレ。店内の木製什器は九州大学のキャンパス移転に伴って廃棄の危機にあったものを利用されてるそうです。いい味出してますね!歴史的資産を文化資源として在野で使い続けながら保存する「在野保存」という取り組みなのだそう。

さてこちらの水槽を覗いてみますと。
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アーッ。アカハライモリがいました。
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地元で採集されたイモリたちを展示されてるそうですが、普段岐阜で見ているイモリに比べると小さい…!特にオスが小さいなー!という印象でした。九州のイモリ初めて見た……と思ったのですが去年いのちのたび博物館の企画展で見てました^^;そのときはそんなに小さいと思わなかったので単に個体差なのかな。東北は大きいとか聞きますが、全国のイモリの地方ごとの大きさ測った研究ってあるのかな~。探し方がわからない

オスのアプローチから逃れるメスさん。あっ、斑紋が全然ない!!!!!
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SNSではたまに見ますが、これも岐阜の水族館やフィールドではきょうトトは見たことがありませんでした。うーん斑紋が全くないのもなかなか可愛らしいですね。オスたちの腹面はみれませんでしたが、側面を見るとなんとなく斑紋少なそう。少なくとも、背中側とつながって無さそう。やっぱり南に行くほどイモリのお腹は赤くなっていくのかな……

……などとイモリの水槽だけ見ててもどんどん時間が経ってしまいます(笑)。こちらは別の水槽。これもきょうトトは初見です。
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コガタノゲンゴロウ」だそう。これがすごい綺麗でした!本州にも居るんだって。普通のゲンゴロウは(実は)あんまり良いな、可愛いな…と思ったことが無いのですが(スミマセン…)コガタノゲンゴロウはホント可愛いかったです。

こちらはヤマトシマドジョウ。九州を代表するシマドジョウだそう(『日本のドジョウ』より)。f:id:aquatottotoday:20200109184935j:plain
本州の一部(山口県)にも分布するそうです。ほかイシドジョウの水槽もありました^^ 

可愛らしいドジョウたちの水槽の後に紹介するのもやや気が引けますが、店内の定番メニューとしてどじょうの唐揚げも味わえます。大分県産養殖ドジョウを使用。
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「特盛どじょう本」にこの養殖ドジョウの誕生秘話が載ってます。開発者の方、さらっと書いておられるけどもの凄い苦労があったのだろうなぁ(特に対人的な)……と察せられます。お味ですがフワッフワでめちゃめちゃ美味しいです!かぼすを絞って召し上がれ。500円+税のお手頃価格。この他生地から自家製のピザ、日替わりのオススメ、魚部田んぼのお米を使ったドライカレーもとても美味しかったですよ。

ほか特筆すべきは店内の自然科学・生物系の書籍のコレクション!
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ちょっとした図書館みたいです。ていうかそのへんの図書館よりスゴイ。

ヤバい図鑑がありましたよ。
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台湾淡水魚類原色図鑑……だとっ………!?このほか公共図書館ではちょっと蔵書していないであろう「地方の生物図鑑」もありました。最高過ぎる……。

生きもの雑貨のコーナーもありました。全国各地で活躍しておられる生き物系作家さんの作品が購入できます。
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生き物好きにはたまらないお店!あっというまに2~3時間が過ぎちゃいますw 自然系の各分野の専門家を招いてのサイエンスカフェも定期的に開催されるようですよ。素晴らしいですね!こういう拠点が全国に増えるといいな~。


北九州魚部・カフェ「バイオフィリア」さんは火曜定休、営業時間は11時〜20時(金・土は23時)。詳しくは下記をどうぞ ↓