2020/12/31 タナゴ水槽
自宅の大掃除を済ませたので罪悪感もなく、今日は久しぶりにちょっとゆっくり回っております。
タナゴ水槽、稚エビ多いな~と思って眺めておりますと。
おぉ、おおぉぉぉ…………!超絶久しぶりにスジエビ成体を発見。居たんだ……スジエビ居たんだ。
昔はタナゴ水槽に種名板があったような気がする。ワンド水槽とかウシモツゴ水槽とか、あちこちでちょこちょこ見かけてはいましたが、公式に展示しているという感じではないのかもしれない。よくわからない
と思ったら、アーッこんどはヤマトヌマエビが出て来た!
ヤマトヌマエビ、模様がオシャレで目立ちますね。
今度はここでは見慣れない感じのドジョウが現れた。
トウカイコガタ……なのかな?
尾ビレの基部の上の斑点は明瞭ですが…
…体の斑紋がなんかもけっとして繋がっている。
あーこれは繁殖期のオスの斑紋なのかな。
中島淳さんの「日本のドジョウ」でも、オスの斑紋が変化するかしないかがニシシマドジョウとの違いのひとつと書かれていますね。写真はないけど これがそうなのかぁ。と思ったら過去にも同じこと書いてた。
あーっと今度は産卵管をたなびかせたなんらかのタナゴ女子が目の前を横切った!!!
むちゃくちゃ長いからイチモンジ???頑張ったけどちゃんと撮れませんでした。ごめんなさい しかし「日本のドジョウ」も「日本のタナゴ」もこういうときパラパラするととても便利。買ってよかったです。こういうものを買うなら早い方がいいですね、元を取るのが早くなりますw
2020/12/31 オオサンショウウオ
オオサンショウウオが脱皮していました。
まだ肢にもフワフワがまとわりついてます。
うっとおしいのか、今日は水槽内を盛んに泳ぎ回っていました。冬休みのチビッコも大喜び。
最近動いているところをよく見るようになりました。可愛いです。じっとしてても可愛いけども。
2020/12/20 新企画展「トゲめくエイ」!
チ…チキュウノミナサン、コンニチハ…………
新企画展きのう12/19から始まりました。
モチーフはエイ、題しまして「トゲめくエイ」!!
ハイギョ展も素晴らしかったですが淡水エイとはまた渋いチョイス…!
エイの仲間は600種類もいるんですね。エイといえば一般的にはマンタ(オニイトマキエイ)など、大海原を悠々と泳いでいるイメージで、モトロなど淡水域にのみ生息している種はマイナーな存在なのかもしれません。きょうトトも常設に居るモトロとポルカドットスティングレイ以外の淡水エイは全然知らない…これは興味深い企画展!
常設も企画展仕様になっていました。
アマゾンフロアの2つの水槽にそれぞれ一種ずついます。
こちらは手前のアロワナがいる水槽の方。
今日は奥の岩棚に居ました。だいたいここか、更に奥の底面に居るようです。2018年夏の企画展「ゾクゾク水ゾクッ館」でデビューして、企画展が終わった翌年の1月の終わりごろに常設に再デビューしてます。当時の公式ブログの写真がわかりやすいんですが、ちょっと大きめのフライパンくらいでした。いまは座布団くらいかな。大きくなったな~。
こちらはピラルクーの方の水槽。
モトロです。種解説によると地域や個体によって模様が異なるそうで、検索するとコロンビア産のモトロとか同種と思えないような派手派手さです。きっとお高いことでしょう……しかしモトロもポルカも一般家庭で飼えるものなのかな。
今回の企画展ではエイの仲間の4つのグループのうちトビエイの仲間から、アカエイ科2種、モトロのように完全淡水適応のポタモトリゴン科から5種、トビエイの仲間じゃない、書くと種名わかっちゃう仲間から1種の計8種もの生体と、一種の標本が展示されてます。あと歯とかトゲとか
みなさん興味シンシンです!初日はこのくらいにして、また追って書き残していきましょう。
というわけでトトラボを覗いたら。
キャーッ、エイリアン!!!!!!!!!
エイ(サカタザメ)の干物だそうです。びっくりしたなぁもう。
トトラボもエイ展仕様になっているよ。
ウワッ、なんだこれはぁぁぁぁぁぁ!!!!かわいいいいいいい!!!!!!
今回の企画展では全国の作家さんとのコラボで素敵なエイグッズの販売が行われているようです。モトロ巾着最高ですね、さっそくお買い上げしました。これ、裏側(無眼側)もよくできています。
トゲにときめくエイの魅力、企画展「トゲめくエイ」。
年末年始のお休み中にぜひどうぞ\(^^)/
2020/12/20 2020年を振りカエル!
スロープ名物・タゴガエルでございます。
春、山を歩いてるとグォォォ……と岩の裂けめの奥の奥からくぐもった鳴き声が聞こえてくることがありますね。夏に渓流沿いの山道でも頻繁に会うかわいいカエルです。
おやこんなところ(木と砂利のスキマ)にも。
かくれんぼの達人でもあります。
話変わるけど今日、水族館に来る前に超!超!久しぶりに山に行ってました。目的はタゴガエルの撮影です。
ことし2020年、ナガレヒキガエルを始めて野外で観察したことで、「1年で岐阜県に生息する無尾目成体全種に会う」が達成できました。が!しかし!!いざ写真をまとめようとしたところ、なかったんです、、、そう…「タゴガエルの写真」が……!早春に何度か遭遇しているはずなのですが、頻繁に会うため、写真を撮っていなかったのです。というわけでやっと仕事が落ち着いた本日撮影しに行って来ました。居るべきところにちゃんと居てくれて助かったよ。。。
夏も撮れないかな~と探してはいたのですが、ことし行ったところが新規のフィールドだったこともあって会えませんでした。タゴガエル、個人的に一番探しやすいのは冬の冬眠時期だと思います。渓流の、そんなに狭くなく急でもない河畔の、水深が2~3cmくらいで流れが割とあるところの石をそーっとめくると…
こんな感じで越冬しているタゴガエルに出会えます。この写真のタゴ、ナガレタゴみたいに少し皮膚がたるんでいますね。こんなに水にドップリ浸かって呼吸は大丈夫なの!?と思ってしまいますが、新鮮な酸素をタップリ含んだ流水の中だと大丈夫なんでしょうね、きっと。めくり続けていると、段々と「ここいそうだな…」という箇所がわかってきて面白いです。ただしカエルを傷付けてしまうかもしれないので石はなるべく両手でそーっと持ち上げること、なるべく起こさないことに気を付けています(逆にめくり難そうな石、撮影難しそうな位置取りの石は、居そうでも避けます)。タゴガエル、みんな水中で越冬するわけではないので、陸上の石の下にも居ます。でも個人的には川の方が見つけやすい。
というわけで「2020年野外で出会った岐阜県に生息するカエル成体15種」です。ドン。
ウシガエル(最下段右端)以外は「全種常設展示水槽で観察できます」!!!!!!…って、やっぱりすごいな~~~アクア・トト!