1017/11/7 アユの産卵を見よう
アユ水槽。
アユのみなさん今日も元気に泳ぎ回ってます。
話かわるけど先週、「アユの産卵を見る会」という集いを見に行って来ました。
以前からお誘いを受けたりしていたのですが今年ようやく初参加。中日新聞で「川に生きる」を連載中のフォトエコロジスト・新村安雄さんが主催。長良川の長良橋下流400m付近の左岸で毎年この時期行われています。今年で27回目。
観察会に先立って、川のまんなかあたりの瀬に、アユが産卵しやすいような産卵場の造成が行われるそうです。産卵場に水中カメラを据えての生中継。
小石の間を水が流れていくような「浮き石」の場所が好みなんだそう。上流から下ってきたオスのアユは気に入った産卵場所を見つけると、そこでメスが来るのを待つのだそうです。
生解説する新村さん。モニターにアユの姿が映る度、参加者から歓声があがります。
普段見慣れた川の中でライブでアユが泳ぐ姿はなかなか興奮しますね~。
ちょうど日没の頃が最も多くの産卵が見られるそう。
今年は10月に2週連続で台風の影響で増水し、アユたちもずいぶん下流に行ってしまって低調だったようですが、それでも1~2回、産卵シーンを見ることができました。こんな岐阜の街中で、確かにアユの命は生まれていたのですね。なんか感動です。
風が強くて地上でも寒い日でした。水中のスタッフさん、ご苦労さまでした!
・・・って、アレッ!お一人(左の方)は『岐阜県の魚類』に写真提供されてる長野浩文さんではありませんかー。
観察会の後はたき火でマシュマロ・パーティーです。楽しかったね。
ご近所の方でしょうか、ご家族で参加されている方が多く、小さいお子さんで賑やかな観察会でした。こうして魚たちが地元の川で命をつないでいること、覚えていてね。
こうして長良川に生まれたアユですが、海に辿り着くまではなかなかに過酷な旅が待ち受けています。稲刈りも終わったこの時期くらい、「あの堰」開けてみたらいいのにね~。
アユの産卵を見る会について詳しくは下記の新村さんのHPを。開催告知もありますのでアユ漁終わった頃にまたチェックしてみてください。