きょうのアクアトト

世界淡水魚園水族館アクア・トト ぎふウォッチャー。週に一度はアクアトト。

2022/8/26 常設「ココがちがうんです!」補遺

大好評開催中の企画展「ココがちがうんです!」関連で登場した常設の「見分けポイント」の解説パネルを前回紹介したのですが、なんか少ないな?と思ったらいくつか見落としていたようです。すんません… 

ここは当然ありますよね、タナゴ水槽です。こちらには現在シロヒレタビラ、イチモンジタナゴ、アブラボテ、ヤリタナゴの4種がいます。

こちらはシロヒレタビラ。青い縦帯が体の後ろの方にだけあるのがイチモンジタナゴのオスとの見分けポイント。

大きさや体型も違いますね。エラぶたの後ろの青い斑点も特徴。

こちらはイチモンジタナゴ。奥(上)の方ですね。

ちょっと観察しにくいな。

ワンド水槽の方に来ました。床が砂なので少し透明度が低いですが密度が高く観察しやすいですね。

帯はシロヒレタビラよりずっと前の方から始まっていますね。体型も細長い。なんというか黒目の部分が小さいのも見分けポイントかなと密かに思ったりします。でも特徴的な外見なのであんまり他のタナゴと間違えることはないかなぁ。

タナゴ水槽に戻ってアブラボテです。体色はオリーブ色から茶色。この人はかなり黒っぽいですね。この渋い体色が名前の「アブラ(油)」の理由のようです。

口ヒゲは長く、オスの婚姻色としては尻ビレには橙色の帯が入ります。あと追星の形も特徴的ですね。

ヤリタナゴです。でかいですね。あと口ヒゲが凄く目立ってる。メスも長いですよね。

オスの背ビレ・尻ビレの朱色がとても綺麗なタナゴです。

フロア下りまして。おお、これ知りたかったやつかも。

みなさん大きさでメコンオオナマズを判別していると思いますがカイヤンとの違いってわかりますか?

こちらは成魚のメコンオオナマズ

この大きさだとまあカイヤンと悩むことはないのですが。

きょうトトはメコンオオナマズの未成魚がデビューしたときにカイヤンかメコンオオナマズかがわかりませんでした…。たまたま職員さんがいらっしゃったのでメコンオオナマズって教えてもらえましたが。

目の位置が口と同じ(カイヤン)か、口よりも下(メコンオオナマズ)かが見分けポイントらしいのですが、メコンオオナマズに関しては成長に伴って特徴的になってくるようです。確かにちびナマズの常設デビュー時の写真を見ると、口に対する目の位置はちょっとびみょう……。他、背ビレの軟条数の違いも決めてみたいですが、泳ぎ回っているとなかなか数えにくかったりしますね。

ヒゲも見分ける手掛かりになるようです。こちらは成魚のカイヤン

アゴの下のヒゲが結構長いです。以前メコンちびナマズのヒゲを確認しようとしたことがあったんだけど結局よくわからなかったので、恐らく短かったのでしょう。

カイヤンの全体像です。

同じ水槽でやや似ているといえば。

パールムもぱっと見だとわかりにくいかもしれませんね。

奥に居るのがカイヤンかな。背ビレの形がかなり違いますね。あとパールムはいつもオラついてる印象。

さてアマゾンの小川まで下りまして。前回消去法でディメリリかな?って言ってたこちらのエンゼルフィッシュなんですが、

アルタムエンゼルの未成魚である、と職員さんに教えて頂きました。ありがとうございます!

というわけでこちらがデュメリリでございます。たぶん

解説の写真に体型がとてもよく似ていますね。なんで前回気が付かなかったんだろうw