2016年2月16日。着る毛布に埋もれてホゲーッと仕事をしていたきょうトトのもとに、某SNS経由でトンでもない情報が。
モリアオガエル絶賛産卵中!!
な、なんだってー!仕事なんかしてる場合ではありません。水族館から15分(車で)の地の利を今こそ生かす時です。取るものとりあえず(一応お化粧はしたw)、ゴォーッ!!!
あーっと!・・・・・・いません。遅かったか~。。。
後で職員の方に聞いた話ですが、他のオスからの横やりで、産卵が中断されたそうな。
参加し損ねたオスたち。
よく見ると抱接したままのペアが。
おっ、がんばったのはキミたちか!
オスを背負ったまま、対岸に飛び移るメス。
泳いでパイプに取りつき、登り始めました。すごいパワー!
少し登ったところに落ち着きました。
オスの鳴のうがさかんに膨らんでいます。アクリルガラスに耳を押しつけると、ココココッと鳴いている声がよく聞こえます。他のオスを牽制しているのか、産卵を促してるのか??
この後少し膠着したのでコツメカワウソなどを見に行って戻ってくると、
あっ、あああああああっ、産卵再開しました!!!!!
動画でドーゾ。
オスとメスがタイミングを合わせて、こねこね・練り練りしています。テレビなどで見たことはあったのですが、実際に見るのは初めてです!超感動!!!
卵ってどれ?と思ったのですが、モリアオガエルの卵は白いんだそうです。産み出す瞬間が見たかったのですが、パイプに阻まれてよくわからない。。
どんどん産み出される泡・・・!時期的には自然界よりはかなり早めのようですが、やはり目の前でいのちの営み・いのちの始まりを目撃すると胸が熱くなりますね!
生まれ落ちたオタマジャクシには水の中の捕食者という試練が待ち構えていたり、そもそも産卵中の親ガエルたち目当てに集まって来るヘビなど、自然界の厳しさやそれに対抗するための工夫などを知ると、はるか昔からそうして今日まで生命をつないでこられた全ての生き物に対して、愛しさと尊敬の念が募ります。
子らが学校から帰ってくる時間が迫ったため最後まで見届けられませんでしたが、場合によっては孵化まで、この水槽で泡巣を展示されるそうです。興味のある方は是非!