2021/10/1 特別展示「ヘンな色したカエルたち」
入口ゲート内で特別展示始まりました。「ヘンな色したカエルたち」。
ことし2021年に水族館に持ち込まれた、正常な個体とは違ったいろ体色の 「色変わり」の展示です。順にみて行きましょう。
まずは「白いトノサマガエル」。
岐阜県郡上市産だそう。遠くからわざわざありがとうございます。
ウワッ白い!白いよ!!!水彩画の下塗り段階的な。
うっすらピンク色がかっていますが、透き通るような白で神々しい!黒色色素が欠けているだけでこんな真っ白になっちゃうんですね。
こちらも白いトノサマガエル。
愛知県一宮市産です。トノサマも年々厳しい状況ですがまだ割と普通に見られます。
向こう向きでしたがこちらもすごい色!
ちょっと黄色っぽいですね。色変わりといっても色素の減り方はさまざまで、一口に「白」「青」etc…と言ってもバリエーションがあるようですね。
こちらはなんと、ピンクのヌマガエル!?
岐阜県岐阜市産。
これは衝撃……ホントにピンク色だ~!もうなにガエルなのかよくわからない。
「3種すべて」ということはヌマガエルの持っている皮膚の色素は3つなんですね。黒と黄色と虹かな??虹彩のところだけ正常な感じがします。しかし白いトノサマもだけど、これ自然界だと生き残るの大変そう…。
続きましては黄色いニホンアマガエルです。
愛知県一宮産。
目が赤とかピンクの黄色いニホンアマもいますが、こちらは目だけ正常なようです。
広島大学の色変わりカエルの権威・三浦さんによると「皮膚に透明感があり、虹色素の欠損もうかがわれる」とのことでした。えっなんで知ってるの?フフフ…それはね……
きょうトトは知っている、このケースには2匹いることを。
ほら居ました。久しぶりー!!!!こ、こんなに大きくなって………(ノ_・、)ウッ
実はこの二匹、きょうトト家の庭で見つけて持ち込みさせて頂いたものです。
お洗濯干そうとしたら草むらからまっ黄色なカエルがビョンッ、と飛び出して来てうわーっ!となりました。普通の人よりはたくさんカエルを見ている方だと思うのですが、ニホンアマの色変わりに遭遇したのは初めて。
無事捕獲して水族館に託し、ほっと一息ついた一週間後。
えーっもう一匹居た!!!しかも全く同じ、目だけ黒いちょっと透け感のある黄色。恐らく一匹目と同腹ですよね。もっと居るんじゃないかとこのあとかなり探しましたが、この2匹以外は見つかりませんでした。そもそも上陸まで生き残るのも大変そうですもんね。。
水族館の職員さんにご助言頂いて、広島大学の三浦さんにも写真をお送りしました。(上記のコメントはそのとき頂いたもの)
瞳の色素もやや薄いのか、角度によってはちょっと赤色に見えますね。普通のヌマガエルがちょうどこんな感じで、角度によって赤く見えます。
あっなんか脱皮が始まってしまったw
元気で良かったです。
最後もニホンアマガエル。こちらは青色です。
岐阜県美濃加茂市産。バナーにも大きく載ってる人ですね。やはりニホンアマの色変といえばブルー!
ちょ……っと今日は機嫌が悪いのかな。。
三浦さんのHPによると、冬にかけて青色は薄くなっていくんだそう。
特別展示「ヘンな色したカエルたち」は10/31までの期間限定展示!
入口ゲート内です、お見逃しなく\(^^)/