2021/12/14 約90年ぶりの発見!エゾサンショウウオの幼形成熟個体展示開始
先日つらつらと某SNSを眺めておりますと大変衝撃的なニュースが飛び込んで参りました。
エゾサンショウウオ「幼形成熟」、北大の研究グループが東胆振で89年ぶり発見「進化の理解につながる」(苫小牧民報) - Yahoo!ニュース
「幼形成熟」というのは幼生や幼体の特徴を持ったまま生殖能力を持つ成長形態のこと。幼生の特徴である外鰓を持ち、上陸せずに水中で生活しながら性成熟するメキシコサラマンダーのネオテニー「ウーパールーパー」が有名ですね。なななんと日本にもかつてエゾサンショウウオでこの幼形成熟の個体群が見られ、それが去年89年ぶりに再発見されたとのこと。エゾの幼形成熟、全然知りませんでした!すごい!!見てみたい!でも北海道か~
と思ったらなんと。
…えっ。なにどういうこと?
なんと我らがアクア・トトで今回見つかったエゾサンショウウオの幼形成熟個体が期間限定で展示されるというアナウンスが!!!!!!!!!!まじか!!!!!!!!!!!!
という訳で本日休館日明け、取るもの取りあえず駆けつけました。ええ…もちろん一番乗りです。緊張して、前の日はよく眠れませんでした。。
まだ展示始まったばかりなので幼形成熟の姿は"お楽しみ"ということで!いやホントすごい。顔とか体色が明らかに幼生なのに、体形が……。メキシコサラマンダーは幼形成熟の方が馴染みがあるため、上陸個体見たときの方が頭が付いて行かない感じでしたが、まさにそれと同じ気持ちが逆の現象で起きました。とにかく衝撃的です。超貴重な機会ですのでお近くの方はぜひぜひぜひぜひ!!
幼形成熟の水槽の隣には普通の成体も展示されてます。エゾ、安定の可愛らしさよ。しかし見比べるとほんとに「????」ってなりますね。幼形成熟見つけた人、どんな気持ちだっただろうな~。フィールド人間なのでちょっと考えちゃう。きょうトトだったら心臓止まったかも。