2015/8/30 実験!ミクロレピスのウロコ食い(2日目)
ペリソーダス・ミクロレピスのウロコ食い実験、2日目。今日は動画に納めよー!と意気込んでビデオカメラを持って来たのですが、なんということでしょう前説のところでテープ終了しました。悲しい。気を取り直してデジカメの録画機能で。
「右利き」と「左利き」の解説です。
獲物の右側を狙うのが右利き、左側を狙うのが左利きと覚えましょう。右利きは左に曲がって行き、左利きは右に曲がっていくことになります。
動画でドーゾ。2例目のみ右利きの個体で、あとは全部左利きです。速いですよ。
速すぎて、全然わかりませんね・・・!それではホントに同じ側狙ってるのか、左利き個体で確認してみましょう。
1回目。
下から、金魚の左側後方にヒット。ミクロレピスから見ての右の方へ曲がって行きます。そのあとパラパラと舞い落ちたウロコを、ミクロレピスがついばんでます。
2回目。
やっぱり後ろから、左側を狙っています。
3回目、
左の方へ曲がっていったのであれっ!と思ったのですが、
曲がる直前をよく見ると、
やっぱり左側に噛みつこうとしてます。このあと水槽の壁にぶつかって、左の方へ曲がって行きます。当たり前ですが、「利き」じゃない側に曲がれないわけではないようですw
4例目。
やっぱり左側狙い。
5例目。
左側へ。キッチリ決めてくれました。
参考までに2匹ともタンガニーカ湖で採取された元野生の個体だそうです。飼育下で繁殖させたミクロレピスはどうなるのか、右・左はどうやって決まるのか、今後の研究が楽しみですね!
ところでこのミクロレピス、ほんとにウロコ専門に食べているそうで、おなかを開いてもほぼウロコばっかり出てくるそうです。ほんと、変わってますよね~。ウロコ食いであるため混泳させることができず、観賞用や水族館での飼育は敬遠されるようです。なので今回の実験はレア中のレア!恐らくもっと高精細な動画が公式から配信されると思います。
ちなみに水族館では乾燥の飼料を与えているそうです。
左利き水槽の金魚。見事に左側だけに食痕が。お疲れさまありがとうね、おかげで凄いの見れました。