きょうのアクアトト

世界淡水魚園水族館アクア・トト ぎふウォッチャー。週に一度はアクアトト。

2018/5/24 骨質盤とはなにか

壁ドンならぬ、ドジョドンする、アカハライモリ
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ビクともしないドジョウ。立派な体躯!

今日は話変わりまくってますが世はフィールドシーズンたけなわなのでお許しを。興味の無い方は飛ばしてください。f:id:aquatottotoday:20180525172456j:plain
きょうトトの住む愛知県一宮市の北部は田んぼへの湛水が全国的に見ても極端に遅い地域でカエル・ウォッチャーとしては呻吟しているのですが、先日雨が2日くらい続いた後、田んぼに一時的な水溜まりが出来ていました。夜間に観察しに行くとドジョウの姿が。

こちらの田んぼでは毎年ドジョウの姿が見られるのですが、なにドジョウなのかちゃんと調べたことがなかったので捕獲。多分カラドジョウなのでは・・・と思っていたのですが、去年上梓された中島淳さんの「日本のドジョウ」に「骨質盤」という部分でドジョウは確実に同定できると書いてあるのを読んで、ぜひ同定してみたい!と思っていたのです。
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ヒゲの長さとか尾柄高がよく言われるけど素人にはなかなか判断し難いじゃん?

早速見てみましょう。
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おぉっ!図鑑に載ってるカラドジョウの骨質盤と完全に一致!!!胸ビレの付け根のところ、カラドジョウは棒状に後ろに向かって突きだした形なんだそうです。やっぱりカラドジョウだったのね~。まあこれオスだったから同定できたんだけど。

そうなると在来のドジョウの骨質盤を観察してみたい、と思うのが人情。ですがドジョウが採れる場所ってわからなくて水族館で観察出来ないかな~と常々思っていたら。
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エッ、なんか立ち上がってボーッ・・・としてるドジョウが居る・・・しかもオス。

いつもは激しく動き回るドジョウがこんなポーズで静止しているとはなんという僥倖。
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しばらく観察しているとこれまた絶妙な向きになってくれました。

拡大してみましょう。あーっと!やはり上記のカラドジョウと全然違うのがよくわかります!なんかコロンと丸くなっているかんじ。
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外見は凄く似てるのにこんな細かい所はまるっきり違うって、すごく面白いですね^^

おまけ。ヘンな形に見える、ツチガエル。
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(ツチガエルほんと水中好きだな…)

おまけ2。パーツでわかる、ナゴヤダルマガエル
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おまけ3。水槽違いますが。
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ヌマガエル、水族館で初見です。ニューフェイスかな?