2022/12/29 スナヤツメの口を観察しよう
観察出来たらまたいずれ、と言ってたスナヤツメの円口(えんこう)でしたが。
ハッ、、、
なんと3回目にして観察出来てしまいました。まじか。割とくっついてること多いのかも。
こうしてみると全然魚には見えないですね。ヒルとかそんな感じ。アゴに当たるものが全然見当たらないのがよくわかります。こちらは成体なので、もう食事を取ることもないんですよね。吸い付くためだけの口なのか。
話変わるけど今年の初夏、「大地のハンター展」の名古屋開催を見に行ったのですが。ギャーーーーー!!なんだこれは!!!!!夢に出て来そう!!!!!
これはスナヤツメと同じく無顎類、「ミツバヤツメ」の口の模型。スナヤツメが成体になると絶食し、繁殖と同時に一生を終えるのに対して、ミツバヤツメは変態後は海に下って魚に寄生し、血液などを啜って成長するんだそう。それでこんな剣呑なビジュアルをしているんですね~。
比べてみたところ。なんとな~く構造は似通っているようですね。ミツバヤツメも幼生期は砂の中の微細な有機物を食べているらしいのでこんなに物騒ではないのかもしれません。
ミツバヤツメは日本の河川ではほとんど見つかっていないのだそう。なかがわ水遊園では飼育展示されてたこともあったらしい。餌とかはどうしてたんだろ……。
ミツバヤツメの模型を横から。うぅっ、横顔もなかなかインパクトが。大地のハンター展ではアゴの獲得が捕食者の生活史に一大革命をもたらした、との説明パートに展示されてました。
スナヤツメ、吸い付いたとこも観察できたので、次は縦に閉じてる口を観察してみたいな。