きょうのアクアトト

世界淡水魚園水族館アクア・トト ぎふウォッチャー。週に一度はアクアトト。

2022/12/29 企画展「新ヒキガエルのすすめ」スタート!!!

みなさんお待ちかね、新企画展「ヒキガエルのすすめ」が12/17よりスタートしました。素晴らしい!!有難う!!!導入部で既にやばかわいいいいいいいい!!!!!

ヒキガエル」がメインになる企画展がドーンと世に出るというのは本当に嬉しいなあ、よかったなぁ…と感慨深いです。今ではちょっと信じられない感じですが、10年くらい前には4Fヒキガエル水槽の前で「きもーーーーい!!!」って絶叫する女性のお客さんって普通にいらっしゃいました。ちょっとずつ変わって来てる気がする。

さてでは恒例ですが、全生体の紹介を初回にあっさりさせて頂きます。今回は国内種がメインなので至ってシンプル。
まずはアズマヒキガエル。これ(写真)はまた実にアズマらしいアズマ♂ですね。4F展示水槽からの出張者かな?アズマはここ以外にも幼体と他産地の展示があります。あと標本や映像展示など。繁殖期には卵紐と幼生の展示もあるかも。

個人的に「おおおお」となったのはこちらのアズマヒキガエルです。

いわゆる「ヤマヒキガエル」と言われた個体群。まあ見た目的にはただのちっさいアズマヒキガエルかもですが笑 色々話を聞いていたのですが一生のうちに生体を見れるとも思わなかったので個人的には感慨深いです。フィールドで観察できる機会はなかろうなぁ。

こちらはニホンヒキガエルです。紀伊半島くらいがアズマとの分布の境になるのかな?西日本・南日本のヒキガエルです。アズマとの違いに注目してください。きょうトトも野生のニホンヒキはあんまり見たことがないので大変興味深いです。企画展のニホンはどちら産なのかよくわかりませんが、南に行くほど大きくなるようで某SNSで見た種子島産のニホンヒキは破格の大きさでした。ゴライアスかと思うたわ…………

ナガレヒキガエルです。こちらも常設に展示されてますね。

岐阜県産かな?赤色の散らばり方が岐阜っぽい。紀伊半島はえげつない赤色だったりしますね。ナガレヒキは好きなヒキガエルで、今年は産卵場所も発見したりして話せば長いです。幼生の特徴も見てね。良いカエルだな~~~

みんな大好きミヤコヒキガエルです。宮古島、南北大東島伊良部島に分布。ヤバい可愛さが特徴。

まあよく動くしとにかく可愛い。あと飼育環境やたら乾燥してるのね、、(水入れはある)

ミヤコはなんか本土のカエルと雰囲気違うよな~と常々思ってたんですけど大陸系のヒキガエル(アジアヒキガエル)の系統なんだそう。

繁殖期なんかも本土のカエルとは違ってて、ことし宮古に行った友人によると真夏以外は年中繁殖やってる感じっぽいですw

日本に生息するヒキガエルのなかでもこちらは外来種(国外外来種)、オヒキガエル外来種オブ外来種特定外来生物です。絶対に逃がしてはならないとのことから、下から覗くとケージに鍵がかかってるのが見えます。

原産地は北アメリカ南部~南米北部。とにかくデカい!!!展示個体は石垣島産だそうです。玄関開けたらこいつがどーんと居たりする光景は、嬉しいような悲しいような………。

あと海外産ヒキガエルです。

こちらはアメリカミドリヒキガエル。わーーーほんとに緑だ!

なお最初会場を一巡したときには全く見当たりませんでした。

たまたま職員さんが土に埋まっているところを掘り出してくださったところに遭遇して撮影できました。「夜行性で日中は隠れている」、まさにその通り笑

最後はナンブヒキガエルです。

こちらも可愛らしいサイズのヒキガエルですね。オオヒキガエルの亜成体と言われたら信じてしまいそうw

トトラボはまた興味深い展示内容。

こちらについてはまた年明けに詳しくレポートしましょうか。企画展「新ヒキガエルのすすめ」、みなさんぜひに見来てくださいね~\(^^)/