きょうのアクアトト

世界淡水魚園水族館アクア・トト ぎふウォッチャー。週に一度はアクアトト。

2023/3/26 アズマヒキガエル 卵とオタマジャクシ

企画展「新ヒキガエルのすすめ」が最終進化形になっていました!

繁殖シーズン始まりました。ということで、実物の「卵」と「オタマジャクシ」の展示開始です。

当初はこんな感じでパネルになっていました。

オタマジャクシの方の写真は常設の展示水槽かな。解説に「オタマジャクシの器官は比較的短く…」とあります。きょうトト家でも野生下の卵を6粒ほど貰ってきて育てましたが本当にあっという間に変態する感じです。気温や水温は付けていませんでしたが、孵化から20日で上陸しましたw

こちらがアズマヒキガエルの卵です。発生が進んで頭と胴体ができてます。とても可愛い……。水温が低く(長く展示するため?)設定されているせいでしょうか、ガラスが曇っていますね!

ヒキガエルの卵といえば、こんな風ににょろんと長いチューブに入った数珠つなぎの形が特徴ですね。アカガエルやトノサマ属などの卵を「卵塊(らんかい)」と呼ぶのに対して特別に「卵紐(らんちゅう)」と呼んだりしますね。

こちらは幼生=オタマジャクシたち。真っ黒で可愛い……。

大きなヒキガエルの幼生だから、ウシガエルみたいにオタマもでっかくなるんだろう!と思ったらそんなことはなく、横の幼体の標本を見て頂くとわかるのですがごくごく小さな状態で陸に上がっていきます。

元気に水面近くで泳ぎまくってる幼生も観察されました。これからしばらくリアルタイムで幼生の成長が観察出来てとても楽しみですね!

というわけで企画展「新ヒキガエルのすすめ」では、今、「卵」「幼生」「幼体」「成体」、全てのライフステージの生体観察ができちゃいます(拍手)。行くしかない!!