ことしの5月下旬から卵のうの展示が始まったヒダサンショウウオが撤収されると聞いて見納めに来ました。公式ブログで展示終了の告知があるのって珍しいような。
ずいぶんと色濃くなってます。ヒダらしい金粉も現れ始めてますね。バックヤードではすでに上陸が始まっているそうです。公式ブログの方見てね。
今日も活発に動き回っていました。おなか側から見ると全然印象が違いますね。頭というか顎が結構大きい。
最終入館時刻を過ぎているため、順路のスタート地点に近いこちらの水槽にはもう誰も
居ません。心置きなく40分ほど、ゆっくり眺めることができました。ホントは時間いっぱいまで見て居たかったけど、あんまり閉館間際まで上階に居続けるのはあまりよろしくないようなので。
それでは約3ヶ月間観察できたヒダサンショウウオの発生のようすをまとめてみましょう。飼育下の繁殖は大変に難しいそうなので、他の館ではそうそう見られないと思われます。まあ卵のうを採取してきて…っていうのはあるかもですが。
2018/5/24。展示開始直後です。産卵(5/9)から約2週間後です。この大きさはなかなか衝撃でした(笑)
2018/5/31、産卵から22日目。
2018/6/3、産卵から25日目。
2018/6/8、産卵から1ヶ月(30日目)。外エラが出来てきてますね。
2018/6/12、産卵から34日目。かわいらしい目がはっきりと観察されました。
2018/6/22、産卵から44日目。この間に孵化が始まったようでした。バランサー(平行桿)も観察出来ました。
2018/7/6、産卵から58日目。孵化幼生増えました。
2018/7/10、産卵から62日目。前肢の指が観察されました。流水性なので、ハコネと同じく幼生には爪があるそうです。そこまでは観察出来なかった、、、
2018/7/14、産卵から66日目。卵のう回収されて、ここから幼生一匹の展示。
2018/7/29、産卵から81日目。
2018/8/15、98日目。
そして本日2018/8/26、産卵から109日です。
展示開始日がよくわからないのですが、5/22だとすると96日間!渓流展もそうでしたけど刻々と姿が変わって行く発生の様子の観察はとても貴重で印象深く、単純に面白いですね。足繁く通える範囲でこのような機会に恵まれ、感謝しかありません。
約3ヶ月見続けたこのポケット水槽、次に来たら無くなってると思うと少々寂しいですが、成長した「トト生まれの」ヒダサンショウウオたちとまたここで再会できたら嬉しいですね。
ところで○○から何日目、って数えるのは↓のアプリが便利です。
あと関係無いけど今日閉館1時間前を目指して来たのですが、延長営業やってると勘違いしてて、危うく見納め出来なくなるところでした、、、、、、。