2021/7/23 岐阜県でも発見!ヒガシヒダサンショウウオとネバタゴガエル
今日は入口ゲート内で新しい特別展示が始まったと聞いてやってきたわけだが。
本日スタートの特別展示です。「岐阜県でも発見!ヒガシヒダサンショウウオとネバタゴガエル」!
ネバタゴガエルの名前は「ワン!」と犬のように鳴くカエルとしてニュースなどでお聞きになった方も多いかもしれません。新種記載は 2014年。当初は長野県根羽村だけに生息しているグループとされていましたが岐阜県でも発見されたようです。
ヒガシヒダサンショウウオの新種記載は2018年。ヒダサンショウウオのうち、東京、埼玉、神奈川、山梨、静岡、愛知のものが別種として区別されました。後にわかれちゃった種あるあるですがもはやヒダ(飛騨)関係ない。
きょうトトも実物のヒガシヒダ見るの初めてです。アッ、2匹も居る!しかもめちゃ見やすい場所に!
んっ、ヒダサンショウウオと違いがよくわからない!!!!!!
でかい!……ような気はします。レッドデータブックあいち2020によりますと「ヒダサンショウウオと比較すると、体サイズが比較的大型」なこと、「鋤骨歯列が幅広で深い U 字型であること(ヒダサンショウウオは V 字型)、上下顎の歯の数が多いこと」などの形態的な違いがあるようです。鋤骨歯列ってなに?という方はこのへんを(ブチサンショウウオのページですが)。素人目にはぱっ!と判別できるものではないようです。
顔アップ。月並みですがやはり可愛いですね。
こちらは常設展示のヒダサンショウウオです。
斑紋も、特に違いはわからないですね。別種と気付いた人はなんでわかったんだろうか。。
ヒガシヒダは「頭胴長に対して頭部が小さい」としているサイトもあるんですけど個人的には逆にヒダに比べると頭部が大きいな、という印象を持ってしまった。サンショウウオ力(りょく)がまだ足りない。
愛知県のレッドリストでは準絶滅危惧種。環境省と静岡県では絶滅危惧Ⅱ類に指定されています。生息域も限定されるので、いずれ岐阜県でも指定されるのかもしれません。
こちらはネバタゴガエル。
うん、タゴガエルと違いがわからない(笑)。
根羽村のほか、静岡県、愛知県の一部に生息するとされていました。きょうトトも一度愛知県の生息地に観察しに行ったことがありますが、生息域から推定してたぶんこれがネバタゴなんだろうね…というモヤッとした結論を得たのみでした。(同所的に生息してるよって言われたらお手上げですがどうなんだろう)
こちらの2種を加えまして、岐阜県に生息するサンショウウオは9種、カエルは15種(外来種を除く)となりました。素晴らしい。しかしサンショウウオの図鑑、決定版が出るのはいつになることか…永遠に無いのかもだが。
本日は初日だったこともあり、ヒガシヒダたち盛んに動き回ってとてもラブリーでした。
いまのところ展示は8月の中旬までを予定されているそうです。ぜひ見に来てください!!!!!!