きょうのアクアトト

世界淡水魚園水族館アクア・トト ぎふウォッチャー。週に一度はアクアトト。

2023/5/25 ナガレヒキガエル

ヒキガエル水槽。

ここ、この展示水槽で繁殖した幼生たち。よーーーく見ると後肢が出ている人もいます。

ナガレヒキガエル。腕(前肢)が細いのでメスかなぁ。お母さんかもしれない?

幼生たちに「熱い視線」を送っているようだ………

話変わるけど4月末~5月中旬まで、去年見つけたナガレヒキガエルの産卵ポイントに通い詰めていました。
去年は数匹の待機オスが残ってはいたものの既に産卵が終わっていました。本当にナガレヒキガエルの産卵なのか確かめるため、今年は抱接まで見届けたいところ。

GW後半には、メス待ちのたくさんのナガレヒキガエル♂が待機していました。

メスが現れるまで何日も水中で待機するため、オスたちの皮膚は水中の酸素を取り込みやすいように表面積増やしてダルンダルンになってます。ナガレタゴガエルと一緒ですね。

観察5日目、いつものように産卵ポイントを覗いてみますと。

あーーーーっと!!!!もの凄いカエル玉が出来ています!!!!!!!!なんじゃこりゃああああ!!!!どうやら産卵場所に現れた1匹のメスに、このポイントで待機していたオスたちが一斉に飛びかかってしまってこうなったようです。メスさん大丈夫か………

動画でドーゾ。水中で鳴く(リリースコール?)オスの声も入ってます。

youtu.be


ナガレヒキやナガレタゴの産卵場所で絞め殺されてしまったメスの亡骸を見たことがあるので非常にやきもきしましたが、最終的にはオスとメス1対1の形に落ち着いたようです。良かった良かった。そしてオスもメスもまごうことなきナガレヒキガエル。というか数時間にわたって水面に出られない状況、アズマヒキにはちょっと耐えられないんじゃないかと思ったりする。

カエル玉の中心で耐えるメスも大変そうですが、1か月近く水中で何も食べずにメスを待ち続けるオスたちも過酷ですね。こうしてより強い人たちだけが地に満てる権利を得るのかもしんないですね、自然はスゴイ!